国名と由来
ベトナムの正式名称はベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)。国名のベトナムとは、中国語における「越南=南方に建てた越の国」に由来しています。
面積と人口、GDP、「世界一の親日国!」
ベトナムの面積は約33万平方キロ㎡で日本の面積の約90%で南北に細長い国。全人口は約9,600万人(2019年現在)。都市部における集中がが著しく、南部の産業・商業都市ホーチミンだけでも850万人をこえ、首都ハノイは政治都市として約750万人と言われている。GDP(名目):1人当り平均2,172usd/年、ホーチミンやハノイは約4,000~3,500usd
/年。
気候と服装
南北に細長いので、北部は亜熱帯性気候で日本の四季に近いものがり、南部は熱帯モンスーンに近くその気候は大きく異なります。全土をまわる場合などは、温度差に対処できるような服装がおすすめです。
南部は5月~10月頃を雨季、11月~4月を乾季とされていることが多いですが、年間を通して気温は高く、半袖でも十分ですが、日差しを避けるための上着や帽子などはあると便利です。気温的には年中30℃~35℃前後あり、乾季は雨が殆ど降らず、雨期と言っても日本の梅雨とは異なり長時間降らない。
宗教と民族
国民の約80%が仏教徒で、15%位がキリスト教徒、その他少数宗教で日本とよく似ており宗教紛争はありません。
また民族はベトナム国民のうち大半がキン族で、都市部に集中しています。その他、少数民族が53民族もおり、彼らの多くは高原地方や山岳地帯で暮らしています。
公用語と外国語
公用語はベトナム語。歴史的に中国からもフランスからも影響を受けているので、漢字を起源にしているけれどアルファベット表記です。声調が6つあり、同じアルファベット表記でも声調によって意味が変化します。また北部と南部では方言による違いがあります。
ホーチミン市は観光客も多いですが、英語が堪能な一般のベトナム人は多くありませんが大きなショップでは片言の英語でもOkです。またベトナム語を話そうとすると、うれしいと思ってくれるのもベトナム人。簡単な言葉でもためらわずに使ってみたら、新しいベトナムが見えるかもしれません。
ベトナムの食文化
日本でも「フォー」や生春巻きなど、よく知られているベトナム料理。北部を接する中国文化やフランス統治時代の影響を受けたベトナム料理は、マイルドで食べやすいといわれます。小魚を塩漬けにして発酵させた魚醤(ヌクマム)をソースや味付けに使用したり、米を主食とすることも特徴。米はご飯として食べるだけでなく、麺類や春巻きの皮などに形を変えることも多いです。一般的に、北部料理は塩辛く、中部は辛く、南部は甘いといわれています。南部では香草、ココナッツジュース、ココナッツミルクを多用し、甘さと濃い味付けになっています。
通貨
通貨はベトナムドンですが、主要なホテル、レストランなどでは米ドルも利用可能です。また米ドル、日本円など主要な通貨であれば換金可能です。空港から街中心部に出るためのタクシー代が必要であれば、必要最小分を到着の空港でベトナムドンに換金し、他に必要なドンは街中に多くある両替所や銀行など(宝石店等も可)で換金した方がレートも良くベターでしょう。最近では、クレジットカードを利用できるところが増えてきましたが、手数料がかかることもあるのでよく確認して下さい。
経済成長
2018年のベトナム経済成長率は7.1%。今後も成長が期待されています。日系企業の進出は1,800社以上と言われていますが、多くの国、地域から投資、進出が行われています。
日本からベトナムへのDOA(政府開発援助)は世界一で、地下鉄や橋梁、道路等々公共施設に使われ、日本企業のベトナムへの投資額は長年世界のトップクラスを堅持しております。また、ベトナム政府や国民は日本製や日本企業の進出を大歓迎しており、業種によって企業進出の際に優遇税制措置があるので確認しましょう。
ベトナムのお土産
食品でオススメのお土産は、世界第2位の産出量の有名なコーヒーなど如何でしょうか。種類も香りももちろん値段もいろいろあるので、値段で選ばれるのが無難ではないかと思います。使い慣れないと使いにくいかもしれませんが、コーヒーフィルターと一緒に購入すれば、プレゼントにも喜ばれるはず。他にベトナム料理が大好き人は独特の魚醤ヌクマムは瓶入り、ペットボトル入りのものもあるので便利。念のためにビニール袋でしっかりくるんで持ち帰ってくださいね。他に胡椒もベトナムは輸出しています。粒のタイプもすでにすってあるタイプもあり、安さと軽さは魅力的です。333(バーバーバー)、サイゴンビールなど、滞在中に気に入ったものをいかがでしょうか。唯一、日本のサッポロビールが現地生産しております。
雑貨土産のお薦めは、いわずと知れたベトナムの陶器、バッチャン焼きやソンベー焼き。バッチャンは北部、ソンベーは南部の陶器で、それぞれ見かけも異なります。陶器は重い・・・という方は刺繍入りの巾着がおすすめ。大小さまざまなサイズの袋に愛らしい手刺繍が。ひと針ひと針にこめて作られた刺繍は旅行にも便利と喜ばれることが多いようです。
ベトナムの交通
飛行機、列車、タクシー、バスが主な交通手段。タクシーを利用する際は小銭(10,000、20,000、50,000ドン等)を用意しておきましょう。最近では、大半がメーターを利用していますが、万が一メーターを押さない、メーターが動いていない場合にははっきりと運転手に伝えましょう。バスの利用は出来るだけ避けた方がいいが、利用する場合は十分に事前調査する事。シクロやバイクタクシーはおすすめはできませんが、慣れてからでも夜は避けて昼に利用する場合は地理を知っている人と事前に必ず価格を決めてから利用する事。
ベトナム人ってどんな人?
「ベトナム人ってどんな人たち?」この質問に答えるのは難しい気がします。細長い国であることから、北部、中部、南部でも気質は多少異なるとベトナム人でさえ話します。一般的には、家族を大切にし、プライド高く、親日的で、フレンドリーです。一般的にはベトナム人に難しいことを依頼しても90%以上が「OK」と言う国民性で、本当に「OK」かどうか慎重に必ず確認する必要がある。ベトナム人は人によく質問をしますが、これは悪意があるのではなく、相手に興味があるということ。でも質問攻めにされることもあるので、すべてに答えなくても気にする必要はありません。
やっぱりアオザイ
ベトナムというと浮かんでくるもののひとつがこのアオザイでしょう。アオザイとは、「アオ ザイ=服 長い」の意味。ベトナムの正装として着用される民族衣装ですが、現在では、結婚式や伝統芸能で着られるくらいです。チャイナドレスを起源としており、腰の両側にスリットが入っており、下に長ズボンをはくので動きやすいです。女性用だけと思われがちですが、男性用もあります。ホーチミン市など都市部ではあまり見られなくなりましたが、高校などの女子用の制服に白いアオザイを採用しているところもあります。
また、アオザイが2~3日間程でオーダーメイドが手軽につくれます。
勿論、店によっては高いところも安いところもあり何軒か回ってみるのも楽しいですよ。
ベトナムの面積は32万9,241平方キロメートルに及び、日本の面積の約90%で南北に細長い国です。人口は約9,600万人(2019年現在)です。都市部における集中が著しく、南部ホーチミン市だけでも約850万人、首都ハノイ約750万人と言われています。
GDP(名目):1人あたり平均2,172usd/年(ホーチミンやハノイは、4,000~3,500usd/年)